話しながら私は自然に頬が緩むのが分かった。



 なんか、こんなに年末が楽しみだと思ったのっていつ以来だろう……?



 そしてふと視線を感じて颯真を見ると、さっきまでの颯真はいなくていつもの優しい笑顔を浮かべていた。



 そして。


「そうだな。……今年最後だし、楽しい休みにしような」


 と、優しい声で言ってから、佐々木さんにバレないようにチュッと触れるだけのキスをしてくれた。



「……!!/// 颯真!」



 不意打ちのキスについ顔を赤らめてしまう。



 そんな私とは裏腹にしれっとしてる颯真。



 もぉ~!/// 本当に不意打ちはやめてほしい。



 恥ずかしくなった私はプイッと窓の方を向いた。





 ……と、そんなこんなで冬休みスタートです!