ガラガラ。

誰もいない。
やっぱりイタズラかな。
帰ろうとしたその時!!


ドンッ!!

ひっ!え?え????

いきなり壁ドンされた。顔が真っ赤になっていくのが良くわかる。

相手に聞こえそうな位ドキドキしている。

こ、この人は確か昨日の。。。

戸惑う私に彼は、こう言った。

「俺と付き合ってみねぇ?」

え?いまなんと?

わけが分からず、口をポカーンと開けていると強引に彼の口で塞がれた。

「んっ!」
初めてのキスだったのでうまく息が出来ず
自分で無いような声が出てしまった。

どうしよう。

我に帰り、どうすればいいか考えていた時、私の体は彼を突き飛ばしていた。


「いってぇ。」

「ご、ごめんなさいっ!!」

「俺こそいきなりでごめんな。」

「俺は駒場優希(こまばゆうき)。
貴方に一目惚れしたひとです。」

え?一目惚れ?ってことは、、、
両思い?!
ほんとにこんなことあるんだ。

「俺と付き合ってください!」

わたしもちゃんと気持ちを伝えなきゃな。


「わ、私も一目惚れしました////」

「まじか!よかったー。断られたらどうしようかと思った。
ありがとな。琴羽。」

ドキッ。

ほらね。これはきっと恋。



こうして、わたしと優希のラブラブ学園ドラマは始まった。