「さようなら。」

挨拶が終わっても、私はまだ片付けをしていた。

うわっ!筆箱が落ち、全てばらまいてしまった。
もーっ!
1人で椅子に寄りかかり、ため息をついて
上を向いていると、

「はい。」

「えっ?! あ、ありがとう。」

隣の男子が全て拾って、渡してくれた。

「名前は?」

いきなり?!どうしよう(((((゜゜;)

「米山琴羽です。」

「そっか。よろしく。」

「よ、よろしくね。」

なぜか、顔が熱くなっているような気がした。
多分気のせいだろう。