早紀は、ドキドキしていたが、とにかく会社に逆らう訳にはいかないので、何を言われても驚かないように昨日から心の準備をしていた。

そして、発表されると、なんと早紀は大阪だった。

覚悟はしていたが、凄く驚いてしまった。

今まで、関東から出たことがなかった早紀にとって、言葉の問題も生活の問題も全てが覆いかぶさってきたのだった。

とにかく、3日後の月曜からは大阪で勤務できるようにしないといけなかった。

早紀は頭の中が、空洞になっていたが、とにかくやるべきことをひとつづつクリアしていった。