Recollection ~レコレクション~

「ねぇ、私・・・身体がどこかに行ってしまったみたい・・・」


と早紀が真剣に言うものだから、


「早紀。ちゃんと、早紀の身体はここにあるよ!」


と真彩も真剣に答えた。

こんな時の会話って、不思議なもので・・・

どうでもいいような事しか言えなかった。

そして、ショックのあまり泣くことさえも忘れていたのだった。