Recollection ~レコレクション~

真彩も何も言わず・・・

というよりは、言えなくて・・・

無言な時が過ぎていた。

そんな空間があったのち、ゆっくりと早紀が話し始めた。


「真彩。ありがと。私、光輝に会いたい。」


と・・・


「早紀。会うと言っても、普通には会えないよ!」


と真彩が答えた。


「うん。わかってる。」


そう、早紀は答えて、真彩のほうに目をやった。