Recollection ~レコレクション~

「でも、今まで内緒にしていたんだから・・・そうだ!なんかおごってもらおうかな?」


と真彩が言った。


「うん。真彩の行きたいところへ連れて行くから!」


と早紀は胸をなでおろしながら答えた。

真彩のはっきりと言ってくれる性格が一番救われるのだった。

そんなやりとりを聞いていた光輝が、


「じゃあ、俺も一緒に奢らせてくれ!」


と早紀に助け舟をだした。

もちろん、光輝はバイト代が出たばかりだったから、学生にしては余裕があった。


「あら!じゃあ、しっかりと奢ってもらわなくっちゃ!」


と真彩は答えた。