Recollection ~レコレクション~

そんなある日のことだった。


「ねぇ、明日の土曜は授業が午前で終わるよね!」


と珍しく早紀が光輝に聞いた。


「ああ。」


と光輝が不思議そうに答えると、


「私、行ってみたいところがあるんだけど・・・」


と早紀が訴えた。


「よし!早紀が行きたいんならどこだって連れていくさ!」


と光輝は喜んだ。

そう、早紀がこんな提案をしてくることは今までなかったからだ。