Recollection ~レコレクション~

それを聞いた上司は、


「神野、無理するなよ!まだ明日もあることだし、先に帰っていいぞ!」


と早紀に言ってくれた。


「ありがとうございます!」


と早紀は言いながら、佐々木の近くに行くと小声で、


「ありがとう!」


と早紀は言った。

佐々木は早紀に親指をたてて目で合図した。

早紀は不安だったが、とにかく佐々木さんには知られてないだろうと思いながら席を立った。