ここに座ってから二時間が経過したとき。 元気な泣き声が聞こえた。 「元気な男の子ですッ!!」 もちろん、季蛍さんは号泣で。 蒼はそんな季蛍さんの背中をさすりながら、 『良かったな、おめでと…』 と、若干声を震わして笑った。 言葉を返す前に、涙が先に…溢れ出ていた。 .*・゚ .゚・*.END .*・゚ .゚・*.