ここに座ってから二時間が経過したとき。









元気な泣き声が聞こえた。










「元気な男の子ですッ!!」










もちろん、季蛍さんは号泣で。





蒼はそんな季蛍さんの背中をさすりながら、




『良かったな、おめでと…』






と、若干声を震わして笑った。










言葉を返す前に、涙が先に…溢れ出ていた。



     
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