あれから一時間が経過しても、まだみたいで。 3人の間には、静かな空気が流れた。 季蛍さんはなぜか落ち着かないみたいで、そこら辺をうろうろ。 「…季蛍汗すごい」 「なんかわかんないけど…落ち着かない」 「……俺もだよ」 蒼がポツリと言えば、 「……港くんも汗すごい」 と季蛍さんが付け加えた。 「……やっぱり落ち着けないね」 「…………」