「陽さん、もうすぐ予定日だってことを考えて……随分と緊張していたみたいですねぇ。


1日中もうすぐだ…って考えていたらしくて、ちょっと自分のこと追いつめすぎてたのかもしれませんねぇ。



…熱も少しだけあるみたいですし、それも関係あると思います。





大丈夫です、ただの腹痛ですから」







『体を温めてゆっくりしていればそのうち良くなりますよ』





と付け加えられて、ホッとしたんだか…少し残念なんだか……変な感情がこみ上げた。







「なんだ…びっくりした」






「旦那さんも少しは落ち着いてくださいね、陽さん笑ってましたよ。

『私の旦那さんはとっても心配性なんです』って」







「……あ、…はは、すみません」












………なんだ、良かった。