「陽だいじょぶ?……相当熱上がってきたよ」
「……」
自分の力では起きれない程に熱が上がってしまった。
…これも最初から大人しく病院に行かなかった私の責任なんだけど。
「季蛍さんがあと少しで着くんだって。…季蛍さんと病院行く?……それなら少し心強くない?」
「……ぅー…ん」
「さっき産婦人科の先生に電話して聞いてみたんだけど。薬飲んだらすぐに下がるかもしれないから早くおいでって言ってたよ。
…待ってますね、って」
「……季蛍…ちゃんと行く」
そういえば港は安心したように笑った。
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