白衣は着ていなかったから、そのまま駐車場にでた。 車のドアを開けると、体を二つに畳んでいて。 「陽」 「…こ………ッ…吐きそ…」 「陽病院の中に入ろう?先生のところ行ってみようよ」 「……ヤダッ!!」 「帰るとなっても無理でしょ、気持ちが悪いと」