もうすぐ赤ちゃんが生まれる。


そのことを病院の先生に聞いた陽は、何とも嬉しそうな顔で俺の肩を叩いた。





「ね!もう生まれるんだね!」






昨日は1日中トイレを離れられなかったくせに、今日は嘘みたいに元気だ。





「そだね、早い」




「赤ちゃんどっちだろう…女の子かな?……それとも男の子かな?」





「さぁ……俺はどっちでもいいけどな」





「…そうだね」





「でも陽これから大変だよ、赤ちゃん産むのってすごい……何て言うか」




「わかってるよ…!!私が頑張らないと他にいないもん、大丈夫」





「…そうか。」