両手が背中に回ってギュウッと抱きしめられた。 優しいけど暖かい……手で。 背中をトントンされて、止まりかけた涙がまた溢れた。 抱きしめてくれる奏太の白衣は、お医者さんの匂いがして…やっぱり奏太はお医者さんでなきゃいけない…と思った。