___「夕飯食べていく?」





「旦那さんは?」







「遅いと思う。…朝は会ってないし連絡してないからわからない。


……でももしかしたら早く帰ってこれるかも」






「電話かけてみたら?旦那さん早いならあたし帰るし、遅いなら一緒に食べてく!!」






「……う、ん」






奏太に電話をかけるボタンを押す指が、なぜか震えた。







「…出るかな」