「いや、ちょ……っと…」 「まな!?…大丈夫?」 「…あ、……わッ…」 視界が揺れた。 肩を揺さぶられるように大きく揺れた。 「……わ」 咄嗟に座り込んで床に手をつくけど、まだ揺れている。 「愛どうしたの?具合悪いの?」 友人の必死な声も、段々薄れていくようにも感じられた。