「……港お医者さんのにおいする」





「…え、する?」






「…病院のにおいする…」






嫌そうに横目で見てくる陽。






「…何、そんなに病院のにおい嫌なの?」






笑いながら言えば、陽も少し笑って




「…やだよ」






と言った。







「旦那さんの職場嫌いってなんか傷つく」







「なんでよ…病院は好きな人いないじゃん」






「…まぁそうだけど」