「陽また気持ち悪い?今朝も随分と吐いてたみたいだけど」





「…ん、なんかモヤモヤしてて気持ち悪い」






ほんの小さな……微かな声で陽は言う。







そんな陽の背中を優しくさする。






「……赤ちゃんも頑張ってるから」






コクリと頷く陽の頬に伝った涙を見ると、頑張る陽が余計に辛そうに見えた。