「季蛍どうした?」





季蛍の名前が出ると、箸を止めて俺を見つめる高島。





「んッゴホッ…ゴホッ…」





「なんかあった?」







「…く……」







「ん?」







何か言いたいけど言えない…みたいな季蛍の声に耳を澄ませる。






「…くす」






「薬?」






「ぅん…」