「どうしても食べたいの!!いいでしょ!!」 「じゃあわかった。高島に電話してごらん」 「…え」 「高島がいいよ、って言ったらいいよ」 「……っ」 キッチンを出て携帯電話を取りに行く季蛍を見届けながら、 そんなにもお刺身が食べたいのか… と苦笑いを浮かべた。