「んん……ん゙ん゙…」 唸り声が聞こえて、布団の中に顔をつっこんだ。 「友那どした?」 「ん゙ー…」 布団を全部剥いでみると、まるまる彼女は額に汗を浮かべていて。 「…友那どうした?」 「…ぃ…たい」 顔を向けてくれた彼女の前髪をそっとかき分けてみると、腫れた額が覗いた。 ふと首筋に手を触れると、かなり熱くて。 「高熱…」 考えるよりも先に、体温計を探す行動に移っていた。