結局翌朝、友那の家に泊まった俺は朝食を作って。




だけど彼女は起きてこなくて。





ああ…やっぱり病院には行きたくないか…







なんて思いながら寝室へ。





掛け布団の中で丸まっているのか、姿が見えない。






「おーはーよー、ゆーなー」






静まる寝室の窓を開ける。







「ほら、いい天気。起きて」







ビクともしない…。






「病院に行きたくないのはわかるけど。何かあったら怖いだろ?特に頭なんか」







そう声をかけても起きあがらないので、布団をそっとめくってみた。





「…友那?」