「……も、ぃぃ」 口を濯がせて季蛍を抱えてリビングへ。 「どう?気分」 「……大分良くなった」 「体も大分熱くないね。……熱下がったかな」 昨日の薬が効いたのか、大分体調が回復してきていて。 「夜薬飲んだら明日は良くなってるかもな」 その言葉に、季蛍はやっと笑顔を見せた。