そういって過ごした日の翌朝。 陽の体調は急激に悪化。 こうならない為にも、注意を払って見ていたつもりだったんだけど。 朝から泣き出しちゃうし、布団から出てこないし……。 夜中布団掛かってなかったのかな… 「…はーるー。熱だけ計らせてくんない?」 「やぁーだぁー」 そんなか細い声が聞こえたと思ったら、手だけが布団の中から出てきた。 陽お得意の手だけ攻撃。 「……ねぇ。手だけ出されてもさぁ…」 「んんぅ………痛い……」