何分かして、ドタンバタンと音が聞こえてから



『きゃッ』




なんていう悲鳴も聞こえて。






何事かと思ってドアを開けると、シャワーが地面で暴れていて。






凜の顔面に思いっきり水がかかって…。






何してんだ……ってため息をついて笑った。







シャワーの水を止めると暴れも止まって。







「……何してんの」







「だって手2個しかないんだよ!!シャワー持つのと体洗うのと水止めるなんてできないよ!!」








「……はは、そっか。じゃあ体洗ってあげるからシャワー貸して」







「……芙羽が洗うの?」







「うん」