体を横にしても…頭の痛みが消えることはなかった。





シーツを濡らしていく涙を、パジャマの袖で拭った。






「…なんで私だけ」






昼頃からある腹痛も、痛いのか苦しいのかわからないほどの痛みに変わっていた。





ズキズキ打ち付けるような腹痛を抱えるように体を丸めて、痛みがなくなることを祈って目を閉じた。