夕方頃、外来から戻って診察室に入ると、季蛍の唸り声が聞こえた。 カーテンを開けてみると、目をさました様子の季蛍。 「…季蛍起きた?帰ろっか」 「……ッグ…」 「また泣く…」 「きょ、……全然仕事できなかった…」 「季蛍、……しょうがないことなんだから。泣いてたって治らないでしょ」 「ッグ……ヒッグ…」 「仕事仕事…ってあんまり追いつめないの。」 「…ん」