それから俺が‘おかしい’と思い始めたのは、陽さんのプレゼントを選んでいるときだった。 季蛍もどこかで選んでいるんだろう、とあたりを見回したら、ベンチに座っていて。 「……なぁ…季蛍さっきからおかしい。どうかした?」 「……いや、ちょっ…と…お腹…痛くて」 「……」 また俯く季蛍はゆっくりと顔をあげて 「……ちょっとトイレ行ってきていい?」 と言う。 「…じゃあついてく。」 季蛍は立ち上がって、ゆっくりトイレの方向へ足を進めた。