ショッピングモールについて、店内の地図を眺める俺の隣でまだ俯く季蛍。 いつもなら ‘ここに行きたい’ だとか ‘あれが食べたい’ だとか…うるさい季蛍も…何も言ってこない。 「何食べたい?」 「……なんでもいい」 「…季蛍?怒ってる?」 そう言えば顔を上げて、首を横に振った。 「ちょっと寝ぼけてるだけ」 「…ふぅん」 「……いつものお店でいいよ、マフィンおいてあるとこ…」 「……そう…だな」 朝食だし……ってことになって、結局季蛍が気に入っているカフェに行くことになった。