もう少しで陽さんの誕生日だから、と季蛍と休日にプレゼントを買いに行こうという話になった。 そんな日曜日。 子どもたちは実家でケーキをご馳走してもらうだとかで、昨日の夜からいないし…今日もまた静かな朝だ。 そろそろ支度でもしようと起きあがると、やっぱりまだ季蛍は寝息をたてていて。 しょうがない、先に朝食でも作るか… って、俺は寝室を出ていった。