「…陽さ、苦しくなったら座らなきゃ。横になっててもずっと苦しいだけじゃん」







「…座れなかった…の」








「そっか…。」







「………ごめん…ね、帰ってきて早々…」







申し訳なさそうに陽は俺の服を離した。








「……そんなこと気にすんなよ…」








「……。」









「まだ顔色ちょっと悪いな、…もう寝る?」








首を横に振った陽。







「…じゃあちょっと待ってて、陽今日何か食べた?」







「…プリン……ひとつ」







「…今日?」








頷いた陽に、俺も頷きを返した。