時々呼吸を止めたりする陽だから、まだ政正常に呼吸ができていない。 「…ッ、…………ッ港」 服をギュッと握りしめた陽は、俺の名前を呼んでぐったり目を閉じた。 「……苦しかったな」 頭を撫でながらギュッと抱きしめ、だんだん正常になってくる呼吸を感じていると、陽の目からは一筋の涙が伝った。