気がつくと眠ってしまっていたみたいで、顔を上げる頃にはオムライスができあがっていた。
「愛優出来た。食べて」
スプーンを受け取って
「……いただきます」
スプーンでオムライスを掬った。
玉子の中から湯気がたつ。
「……美味しそう」
思わず声も漏れた。
キッチンのあと片付けを済ませたパパは、オムライスにまだ手をつけないお母さんの隣に腰をかけた。
「…愛優が頑張って食べてるんだから。季蛍も食べな」
「……」
「さっきわかった、って言ったよね?なんだったの?」
「……気持ち悪い」
「季蛍…。このままだと明日高島が雷落とすことになるよ」
「どうして?!食べれないのはしょうがないじゃん!!」
「食べれないことを怒るんじゃない。…そうやって薬も診察も避けるのがいけないんだろ」
「……」


