「気にしない方が自分の為だよ。パパなんて可愛い娘の為ならどこまでもやるんだから」
「………」
「一度何か好きなものでも作ってもらって、ちゃんとご飯食べるところからだね。
……愛優ちゃんが最近辛いなーって思ってるのは…多分貧血だと思うから」
「…貧血」
「ちゃんとご飯食べて、早めに寝るってちゃんと約束してね、先生と」
「…でも……遅れ始めてる勉強もあるし」
「そんなときもパパが頼りになるんだから。愛優ちゃんの親2人とも勉強出来ちゃうんだから!」
「……そう……でした…」
「勉強するより早く寝て、薬も出すからちゃんと飲んで。行けそうだって思ったら行けばいいから」
そう言えば、彼女は初めて、笑顔を見せてくれた。