高校生にもなって……。






病院に入るなり、手を小刻みに震えさせ、愛優は俺の後ろに身を隠した。









「………帰る」







本当に季蛍に似たな…。








「いつまでもそうやってたらずっと学校行けないだろ」








「……」







「ったく………」








呆れつつ愛優を引っ張った。