呆れつつ愛優の腕を引っ張る。 「…いい加減にしろ」 「…やだぁッ」 「やだやだって高校生になっても言わないの」 車から強制的におろし、鍵を閉めて病院へと向かう。 「…いやッ……離してッ…」 季蛍はその様子をじっと見つめながら、俺の横を歩いた。 「病院には行かないッてば!!帰るッ」