季蛍が陽さんとお喋りしている間、俺はリビングでしていた仕事を少し手放して洗濯をしていた。
この頃俺と季蛍、2人とも忙しくて溜まってばかり。
2人医者だと2人で家事をやらなきゃいけないので、もう洗濯なんて慣れたもんだ。
そうこうしていると、洗面所に季蛍が飛び込んできて。
洗濯機の上の棚に置かれた畳まれたタオルを掴むと、慌てて洗面所を出て行こうとした。
「ど、どうしたの…」
「…陽さんが薬吐いちゃった」
「…薬?」
「うん、水と飲んだらすぐに…」
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