──帰りの車の中、助手席で毛布にくるまる陽。





「…お粥美味しかった?」







「美味しかった。港が作ってくれるお粥とそっくりの味で…」







「はは、やっぱ似るんだ…」







「………暖房つけていい?」







「え?いいよ」