「捻ったの足首?」 「……足首の下らへん」 「……え?」 港の頭にハテナが浮かぶのが見えてるよ…。 「足首……の下?」 「…はい」 「え?……え、…?」 俺のことを見て困ったように港は笑う。 「ははぁ、ごめん。…凜抜けてるんだよ、かなり」 「……あー…」 「ねぇ、凜?足首ってここだよ?」 そう言って手を触れると 「んッ…ッたぁーッ!!痛いよ、芙羽」 「……足首だ」 港も呆れたように笑って、頷いた。