薬を鞄につっこんで、椅子に座る季蛍の手を引く。






「ほら、帰るよ」








「…うん」







「今日は薬飲んだらすぐ寝ろよな。…また上がるんだから」








「…わかった」







繋いだ季蛍の手は、とても暖かかった。