数分友那の背中をさすり、咳込みが止まったと思えば戻す。






それを何度も繰り返して、友那の体力も限界に近づいた頃洗面器からやっと顔を上げた。







「…気持ち悪い」







「友那さん横になってる?思ったよりも気分悪いみたいだから…解熱剤と一緒に点滴しちゃう…?」








蒼先生が俺を見るので、俺も頷きで返した。









「じゃあ点滴しちゃうね。高島が仕事行ってる間もここで寝てるといいよ」









コクンと頷いた友那は、ゆっくりベッドへ上がった。