それから数分すると、季蛍が医局に入ってきて…。
「港くんくれた!!発作止め」
「…嘘だろ?」
「ほんと。蒼には伝えといてねーって」
「ちょうだい」
「嫌だ。もう飲んじゃった」
「……ハァ」
「いいでしょ、別に。発作止めなんだから…」
「発作…この頃落ち着いてたのに?何で飲むんだよ…」
「…………。
実は………この間……でた………から…」
最後の方は聞こえないくらいの声で呟いた季蛍。
「…で?そん時はどうしたの?」
「薬も持ってなかったし…蒼もいなかったから……ちょっと……落ち着くまで待ってた…っていうか…」
「ふうん」
「……愛優…帰ってきてから…薬貰ったっていうか…」
「俺に言わなかったんだ?要するに」
「…ごめん……なさい」
「バカ」
「…しょうがないもん」
「言えよな、ちゃんと」
「…はい」


