コーヒーを二人ですすりながら、蒼先生のパソコンを見つめる。
俺がパソコンをみる意味は特にないのだけど。
「…疲れが出てるのかな」
「元々体壊しやすいから…しょうがないんじゃないですか?」
「いや…なんか7度くらいの微熱が3日おきに出るんだよ。本人は具合悪くないからって言ってるけど」
「……そうですか」
「別に吐いたりするわけじゃないんだよな…。熱と…ちょっとぼーっとしてるかなってぐらいで」
「喘息の薬も自分で飲んでますからね…季蛍。きっとこの頃発作でも出たんじゃないですか?」
「多分な。じゃないと薬なんて飲まない」