支度を終えてリビングへ戻り、蒼の所へ。 「…朝ご飯の支度…代わる…。」 そう言って見上げると、 「……」 私を見つめた蒼が、私の体を軽々抱えてソファに下ろした。 「…熱計って」 「……大丈夫だって。具合悪くないから」 「いいから。なかったらなかったでそれでいいだろ?」 「……」