すでにリビングからは物音が聞こえていて…。






隣に寝ていたはずの蒼がいないから、きっと蒼はもう起きているんだろう。







体をゆっくり起こして、リビングへ顔を出すと蒼が朝食の準備をしていた。







「あ、おはよう」









「……はよ」







「ご飯食べる?」








「……いらない」






「……」









「顔洗ってくる…」