仕事を終えた午後20時。





もう季蛍は高島の所だろうと思って、高島の診察室へ向かっていた。







「蒼先生お疲れ様でーす」







ナースステーションの前を通ると、看護師に声を掛けられた。







「お疲れ様~。あ、さっき点滴入れた山本さん大丈夫そう?」







「はい~。落ち着いてますよ。」







「そうか、よかった」








「はい、季蛍先生さっき高島先生…?に引っ張られてここ通りましたけど…」







「あはは、やっぱり?」








苦笑いして溜め息をついた。







「……わかった。じゃあお疲れ様ね」







「お疲れです」