───「……朝ご飯食べた」 ソファに座る蒼の隣に腰掛けて言うと、蒼は立ち上がってリビングのテーブルのお皿を覗いた。 「随分と残してるね」 「……あんまりお腹が」 「食欲ないの?」 「朝はいつもそうだもん」 「……でもちゃんと食べないと薬飲めないよ」 「でも…無理」 「…だって季蛍一口しか食べてないよね」 「…うん」