「熱はない」





額に手を触れた蒼は、私の体を抱き上げて寝室を出た。







「…昨日夜遅かったから寝不足なのかもな」







「…。でも平気だから…」








「無理するなよ。発作止めも飲んでるみたいだし」







「…うん」








「早く着替えて、朝ご飯食べて」